公正な競争
他社との競争は、活発に、しかし公正に行わなくてはなりません。
独占禁止法
当社のコミットメント
当社は、良質な製品およびサービスを市場に投入し、自由で公正で開かれた競争にその成功または失敗を委ねるという強い信念を持っています。自社製品およびサービスの価値の高さによって成功を得、自由取引を制限する可能性のある行為を避けてきました。
独占禁止法および競争法は公正な競争を促進するものであり、当社はそのような全ての法令を完全に順守しています。独占禁止法または競争法の違反は会社にとって重大な懲罰を招きかねず、関わった個人には刑事告発が待っています。
期待されること
皆さんにはそれぞれの国の独占禁止法および競争法を理解する責任があり、必要に応じてCoorsTekの法務担当に指示を求めなければなりません。
展示会や同業組合の会合などで、随時競合他社と会話を交わすかもしれません。競合他社と交流する際には注意を払い、以下の規則に従わなければなりません。
- 価格、価格設定方針、コスト、マーケティング計画、戦略計画、技術改良、独自情報、機密情報について話し合わないで下さい。
- 以下のような協定を結んだり、合意したりしないでください。
- 製品またはサービスの価格を上げたり、設定・保持(「固定」)したりすること
- 販売区域、顧客、市場などを分割すること
- 別な企業が市場に進出するのを妨害すること
- 顧客またはサプライヤーとの取引を不当に拒絶すること
- 競合入札プロセスに介入すること(「談合」)
- 製造、販売、または出荷量を調整すること
次の場合、どうすべきでしょうか?
Q: 展示会で、大学時代からの古い友人に偶然会いました。彼女は競合他社で働いています。仕事の調子はどうかと尋ねられました。なんと返答すべきでしょうか。
A: 一般的な、特定的でない方法で、仕事がうまくいっていると答えることにはなんの問題もありません。しかし、会話の内容が詳細に及ばないようにしてください。単に当社のビジネスについて競合他社と会話をするだけでも、当社と競合他社との間に不適切な関係がある印象を与える可能性があります。
競合情報分析
当社のコミットメント
競合他社に関する情報は通常の業務において取得することがありますが、それは誠実に、合法的に行うべきです。不誠実な、不正な、または違法な方法で他の企業の営業秘密や機密情報を取得するのは間違ったことだと認識しています。
期待されること
競合他社に関する情報について、以下のことが期待されています。
- 常に競合他社の機密情報および知的財産権に十分配慮すること
- 競合情報は、メディアでの報道、業界紙の年次報告、政府への提出書類、会社幹部による公の場でのスピーチなど、公的に入手可能な情報源からのみ入手すること。また 、顧客からの競合オファーに関する情報は守秘義務違反なく提供を受けること。
- 競合情報を窃盗、不法侵入、盗聴、コンピューターのハッキング、不実表示、または単に競争相手の情報を入手するために競争相手の従業員を採用するなど、不誠実な、不正な、または違法な活動によって収集しないこと
次の場合、どうすべきでしょうか?
Q: 競合他社で働いていた人物を採用しました。彼に、前の会社で離職前に開発していた秘密の新製品について尋ねてもいいですか。
A: いいえ。競合他社の元従業員にビジネス上の機密情報を開示するよう求めるのは適切ではありません。競合情報は、競合他社に対する機密保持義務がない情報源を通じて収集する責任があります。
販売・マーケティングにおける真実性
当社のコミットメント
市場で誠実かつ合法的に事業を行うことの一環として、顧客には当社の製品および競合他社の製品に関する品質、機能、入手可能性について正確で事実に即した情報のみを提供すべきです。
期待されること
顧客と話すときは、決して以下のことを行ってはなりません。
- マーケティングについて紛らわしい内容を話すこと
- 製品またはサービスについて、まだ実証されていない主張をすること
- 競合他社について中傷的な発言をすること
次の場合、どうすべきでしょうか?
Q: CoorsTekの他の従業員と共に顧客の打合せに出席しましたが、彼は意図的かつ不当に当社の能力を誇張したように思われます。どうすべきでしょうか?
A: 可能なら、顧客との打合せ中に誤りを正すべきで す。それができないなら、その従業員との間でその問題を提起するか、懸念事項を共有して誤りを訂正し、顧客が当社の能力について誤った認識を持たないようにしなければなりません。